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2007年08月03日

ティエラの結露

ティエラの結露
「ティエラは結露しやすい」というようなことが良く言われていますが...

「...やすい」と言われると「...と比べて」となるのですが、あまりそれは言われていないようです。
確かに、前室で鍋は食べるは、お湯を沸かすは、焼き鳥するは、寒けりゃストーブ持ち込むは...というようなテントって他にはロッジテントとリビシェルぐらいしかありませんね。(ほんとはテント内で火気は厳禁ですぞ。)

それから考えれば、普通のドームテントに比べると「結露しやすい」のは当然と言えば、当然ですね。ただ、どうしてもテント内と外の温度差がある以上、結露というのはしてしまうもので、どの程度ならOKでどの程度ならNGかというのがはっきりしないのも事実ですね。

いろんなテントを試した事が無いので、私の比較基準というのが、はるか昔に使ったことのあるあの三角テントと比べるしかありません。
あのころは、テントなんて自分では持っていませんでしたから、いつもレンタルのようなもので、毎回色も違っていました。
大きくは、黄色(ちょっと橙色がかってましたが)のものと、軍用のような何色って言うんでしょう灰色の緑がかった色とでも言うんでしょうか、その2種類に別れてました。
この変な色の方は、暗い感じで重く嫌いだったので、我先に黄色の方を奪い合っていたものです。この黄色の方は今のドームテントと同じような生地で、ビニールっぽい感じで軽くて、明るい感じだったのですが、今思えばこの気色悪い色の方は、オールコットンだったのかもしれません。(最後まで使わなかったのでわかりませんが。)

この三角テントは、今のテントのようにインナーとフライがあるわけでは無く、一枚ものでタープのメインポール側に幕がついているようなものでした。もちろん下も繋がっていませんから、同じような生地のシートがあって、その上にテントを乗せるという感じでしょうか。下のシートはグロメットがあって上の幕とロープで結べば、とりあえず一体となるのですが、誰もそんな面倒なことはしないのが普通でした。
当然、雨が降って水が溜まってくればテント内に容易に浸入してくるわけで...それで昔のキャンプでは、「テントの周りに水を逃がす溝を掘れ」なんて常識のように言われたのです。(今こんなことやったら、キャンプ場から追い出されます。)

さて、その三角テントですが、だいたい子供が6人前後入って寝ますが、朝はやっぱり内側はベトベト状態です。(なにせベンチレーターやメッシュ窓なんてありませんから、完全Close状態です。)
幸い、ボタボタ落ちるところまでは経験ありませんが、手で屋根をボンとはじけば、雨のように落ちてくるくらいにはなったでしょうか。

そういう状態しか覚えが無いので、我が家のティエラ2を使っても、それほど結露が激しいと思ったことは無いのですね。ただ、リビングで鍋をやったりお湯を沸かしたりということをしてますから(←だから厳禁だって)、いくぶん結露対策的なことはやっているつもりです。

まず、夏場には、寝る時に窓はほぼ完全OPEN(メッシュにしておく)状態にしておきます。(ま、これは結露というより暑さ対策ですけどね)
問題は、最も結露し易い、秋・冬ですが...

まず、ライナーシートは必須です。特に、寝る前ではなくて、設営時からつけておいたほうが良いです。

ティエラの結露


このライナーシート、結露が下に落ちないようにするという用途なのですが、もうひとつ重要な意味があるようです。
ティエラのライナーシートをつけるとわかるのですが、リビングの天井部分ほとんどをカバーしてます。そして、ライナーシートとテントの天井との間にちょうど左右のベンチレーターがついています。
つまり、リビングと外気の間にもうひとつ空気の層ができるということです。テントのインナーとフライの間の空間のようなものです。
リビングで煮炊きしても(だからダメだって。)、とりあえず少しだけ外気との温度差をこの空間で吸収してくれるようです。
もちろんベンチレーターもフルオープン。

ティエラの結露


お次は、メッシュ窓。
冬の寒いときでも、寝る時にはリビングの両側の窓をほんの少しだけ開けておきます。(上側を)これは、雨が降っていたり、夜露が多く降り注ぐ場合には、上ではなくて、横でも下でも構わないと思います。(でもできるだけ上の方が効果あります。)

ティエラの結露


これだけでも効果があると思うのですが、もうひとつ追加。
前後の入り口の幕をほんの少しだけメッシュにしておきます。少しだけ巻き上げて止めることができるようになってます。

ティエラの結露


あはっ。これ巻き上げ方反対ですねぇ(^^ゞ
幕は外側でなく、内側に丸めるように巻き上げましょう。外側に巻き上げると、もし雨が降ったら、そこに大量に水が溜まってしまいますから。

これだけしておけば、どの方向から風が吹いてもうまく空気が流れ、結露がかなりマシになりますよ。

って、よく考えたらいつも朝8時ごろまでぐっすり眠っているので、もしかしたら、結露が乾いているだけで、気が付いていないのかも...い、いや、朝6時ごろトイレに行く時に確認したことがある...ような...(^^ゞ





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Posted by キャンピングパパ at 16:15│Comments(10)テント・タープ
 この記事へのコメント
こんにちわ!はじめまして、tamaといいます。

ティエラ2はすばらしいテントだと思います。
結露は密閉度が高い証拠だと思います。
ちなみに我が家のリビシェルも結露すごいですよ。

>「テントの周りに水を逃がす溝を掘れ」
懐かしいです。よくやってましたよ!!!今はやっぱ無理ですよね!!!
Posted by tama at 2007年08月03日 17:30
初めてお邪魔します。かつぶしと申します。

我が家は先日、ティエラ5の初張りキャンプをしてきました。

ティエラは気密性の高さのせいか、結露しやすいと聞いていましたが
体験してみた状態が、「悪い」のか「良い」のか
比較がないのでわからなかったです(^^ゞ

せっかくあちこちメッシュになるのですから
キャンピングパパさんのように、風の通り道を作れば
結露の軽減になるのですねぇ。

次回は実戦してみたいと思います。
Posted by かつぶし at 2007年08月03日 18:55
>tama さん

はじめまして。
いつもブログは拝見させていただいております。

>ちなみに我が家のリビシェルも結露すごいですよ。
そうなんですか。
やっぱりスカートがあるだけに両方とも密閉度高いんですねぇ。

今後共よろしくお願いします。
Posted by キャンピングパパ at 2007年08月03日 21:50
>かつぶし さん

はじめまして。

おぉ、ティエラ5ですか。
我が家は待てませんでした5を...

>キャンピングパパさんのように、風の通り道を作れば
>結露の軽減になるのですねぇ。
>次回は実戦してみたいと思います。
あ、夏場はもう全開に近い方がいいですよ。雨さえ降らなければ。
お山なんかだと、夏でも寒いぐらいのときがありますが、そのときは
一度お試しあれ。

今後共よろしくお願いします。
Posted by キャンピングパパ at 2007年08月03日 21:55
「ティエラ」(私のは「初代」ですが・・・)
・・・かなり条件の厳しい状況(「梅雨時」「林間」「草地」)で一回しか使った事がないので、「一般論」にするのは危険ですが、その時は「嫌がらせ」のように結露しました。(その状況だったら他のテントでも当然結露したでしょうが・・・)
私の場合、どうしても、そのイメージが強いですね~(^^;

やはり、「2」「5」は改良されているのかな~と思います。
特に「ベンチレーター」!うらやましい・・・
Posted by 寅海苔 at 2007年08月04日 19:31
>寅海苔 さん

こんばんは。
>特に「ベンチレーター」!うらやましい・・・

あ、初代はベンチレータ無かったのですね。
ベンチレータって最初、中が涼しくなるのかと思っていたんですが、全く違って、
結露防止に威力あるようですね。
Posted by キャンピングパパ at 2007年08月04日 19:50
お久しぶりです。

わが国が誇る(??)小川のテントでも結露するんですね。ちなみに我が家のテントは、米国が誇る(???)○ールマンの2ルームですが(もちろん、ベンチレータも無し)、結露対策としてキャンピングパパさんが仰る通り、〝ドアを開けて置く〟がかなり有効でした。

これだけでも我が家のテントでは結露の発生状況がマシ(0ではありません)になりました(機密性が悪いのもその一因か?(^O^)/)。あと、小型の扇風機を掛けっぱなしにすると良いとの話も聞いたことがあります。

あと、〝ユニフレのテントは結露しない・・・〟との噂も聞いたことが有りますが、どこまでホンマかはわかりません(^_^;)
Posted by MPV at 2007年08月06日 20:33
>MPV さん

お久しぶりです。
あれからキャンプの方は行かれていますか?

>小型の扇風機を掛けっぱなしにすると良いとの話も聞いたことがあります。
らしいですね。コールマンから扇風機なるものが出ているようで...
暑がりの私としては、これ涼しい風を送ってくれるのかと思いきや、空気の
流れぐらいで、かなり風力は弱いですね。(あのUSB扇風機よりも弱い気が
します。)

>ユニフレのテントは結露しない・・・〟との噂も聞いたことが有りますが、どこまでホンマかはわかりません(^_^;)

ありゃま、ホンマですか?
ねぇ、寅海苔さーん!
Posted by キャンピングパパ at 2007年08月06日 23:16
おつかれさまです。

キャンプですが、今度は長野県のしらびそ高原に行きます。
何でも〝日本一高い標高のキャンプ場〟だそうで、ミーハーな理由で決めてしまいました(^O^)/

キャンプ場のブログを見てみると熊も出没するようで、出てきたら熊刺しで一杯・・・と思ってます(その前に食われるか??(^O^)/)

ユニフレの結露の件ですが、あくまでも噂ですよ。
ただ、インナーにコットン(綿)を使用しているので、手荒な使用では〝カビ〟が発生しやすいようです。

また、これはAG-4、AG-6の話で、今年度から売り出しているREVO、KITEではどうだか解りません。
(個人的にはAGシリーズを狙ってたのですが、廃盤になりました。無念!!(^_^;))
Posted by MPV at 2007年08月11日 11:03
>MPVさん

「日本一高い標高」ですか、酸欠にならないように(笑)
でも、いいですねぇ長野なんて...うらやましい。

>(個人的にはAGシリーズを狙ってたのですが、廃盤になりました。無念!!(^_^;))

AGシリーズは今でも人気ありますねぇ。なるほどインナーはコットンだったのですか。
やっぱりコットンは違うのですかねぇ?
Posted by キャンピングパパ at 2007年08月11日 13:33
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